太陽と月

マイペースで子育て中。こどもとの日々を気ままに綴ります。

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「DEEP BLUE」

遅ればせながら観ました。
「DEEP BLUE」。

DSC_0045-1.jpgDSC_0065.jpg

生々しく、鮮やかで、豊かな生命。
昆布もイカも、陸の上で干上がった、
だらけた姿ばかり思い浮かぶが(貧困なイメージだ)、
揺らぐ波の中ではこんなに美しかったのね。

力強い、人間なんてあっという間にぺしゃんこになってしまう自然の力。
人間はこんなにも無力でか弱い生き物なのにね。
わすれっちゃうのね。
人間が作ったものの中に囲まれて、人間とペットばかりの世界に身を置いていると。
愚かなのね。

違う映画で、
地球を破壊し、他の種を絶滅させ、
この星にとって人間は害悪でしかない、
「そんな種に自分が属していると思うとぞっとする」というセリフがあったっけ。
環境破壊を食い止め、生物を守ろうと活動していた環境運動家であったのに、
いつまでたっても行いを振り返らない、改めない人間に幻滅し、
すべてをあきらめ、一人隠遁生活をしている、
という役どころ。
彼女は、やがてもう一度動き出すのですが、
そう、
人間であることにぞっとする。
あり得ない話ではないかも。
いやだけど。
人間であることが素晴らしいと思えるように。

「earth」も観ていないので、
観たいわ~。



ちなみに、娘はこの映画の、アホウドリがぼえーぼえー鳴くシーンで、
楽しそうに異国の言葉でシンクロしていました。
もしかして、今の娘にはクジラ語やイルカ語もわかるのかしら。
だとしたら、とてもうらやましい。


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(2006/06/23)
ドキュメンタリー映画

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映画「いのちの食べ方」

どうしても観たくて、娘を夫に託し行ってきました。
(産後初の映画館です~。)

いのちの食べ方」ニコラウス・ゲイハルター 監督
( 「OUR DAILY BREAD」/ein film von NIKOLAUS GEYRHALTER)

DSC_0097.jpg

衝撃的。

スーパーに並ぶ食材。
どのように生産され、加工されたか。

想像してみたところで、
作物は、土の中に種を蒔いて、芽が出て、成長する。
それくらい当たり前と思っていたら、
それも当り前ではなかった。

いろいろ書いてしまうので、
これから観ようと思っている方は読まない方がいいかもしれません。

緑色の光で育つ苗。
パックから伸びる蔓。

ゴムスーツと防毒マスク装備で散布する農薬シャワーを浴びたパプリカ。

巨大なプールに浮かんだりんごたち。

特殊な車で木ごと震わせて、一瞬で収穫されるアーモンド。

積まれたカゴの中のひよこ。
ベルトコンベアーで選別され、ケージの中でタマゴを産み。
食肉用は、道路掃除のような車で吸い取られて、機械に乗せられ、
いつの間にか屠殺され、流れ作業で解体され。

牛も豚も鮭しかり。

生きている状態から、殺され、加工されるまで、なんの無駄もなく進められる。

農作物も、家畜も、
完全に管理され、効率的に、大量に生産され、加工されていく。

従業員の顔は無表情で、会話もなく淡々と、
人間も巨大な機械の一部に組み込まれているような。


人間には権利があって、人権と呼ばれる。
でも家畜には権利はない。
日の当たらないところで。
機械の上で。
目の前に吊るされた仲間を見つつ、屠殺台に乗る。
帝王切開でこどもを取りだされ、
産んだこどもはただちに運ばれていき、鼻を舐めてやることもない。
死んだように横たわり、ゲート越しに乳をやる。
(この映画がきたのが妊娠中じゃなくてよかった…)



ホラー映画に出てきたら、
「残酷」「こわい」「かわいそう」シーンが多々。
でもこれはドキュメンタリーなので、そういう言葉は出てきません。

なにせ、そうさせているのは、
それを食べている自分ですから。
安価で、均一で、安定して食べ物を手に入れたいと思う気持ちが作りだした、
生産の現場。

でも、「(ありがとう)いただきます」が
「(ごめんなさい)いただきます」になりそうです。

「食べ物は粗末にしてはいけない」と何度も言うより、
一度作物を育て、一度自分で絞めてみれば一瞬でわかる。
(自分で…とまではなかなかいかないので、この映画の価値が高いですね。)
こどもが小さいうちは理解できないかもしれませんが、
そこそこのお年頃になっていたら、一緒に観たかったです。
帰ってから話をしたら、夫も、観たかったなと。

そんな休日もありですね。



このドキュメンタリー映画には、ナレーションもインタビューもありません。
観ながら、いろいろとひとりで考えを巡らす間があります。
なので、見終わった後はぐったりしました。

それから、衝撃的でどきどきしたと同時に、
退屈でもありました。

でも、そうなんですね。
この映画に出てくる食べ物の現場は、
感情がなく、無機的で、退屈。

知らなかった。



書かなくてもいいことですが、
この映画の映像は、不謹慎なような、でも、美しかったです。
岩塩採掘のシーンなんて…。
想像を超える規模の大きさの、見渡す限り広がるハウス、
木、鶏…。

繰り返しだけでなるほど「美」なんだな、と思い。

淡々と映像が流れてきますが、
その構成や順番に、やはりうまい魅せ方があるのだなーと思った次第です。

今日が最終日!と思い、あせって映画館へ走りましたが、
5月16日(金)まで続映が決まったようです。

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